『やさしい東洋医学』シリーズ第2弾!今回は花粉症についてお話します(^^)
現代社会では、花粉症にお悩みの方はたくさんいらっしゃると思います。
鍼灸って花粉症にも効果があるんですよ(^^)
そもそも花粉症ってなんでしょう?
花粉症とは・・・植物の花粉鼻や目の粘膜に接触することによって引き起こされる発作性反復性のくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの一連の症状が特徴的な症候群です。
原因は空中に飛散した植物の花粉と接触したことで後天的な免疫を確保し、その後再び花粉に接触することで過剰な免疫反応、すなわちアレルギー反応を起こすことで発症します。アレルギーの中でもIgE(免疫グロブリンE)と肥満細胞(マスト細胞)によって起こる即時型のⅠ型アレルギーといわれています。
難しいですね(^^;
要するに、体の中には免疫という防御機能があって、体に侵入して悪さをする細菌やウイルスを排除するように働きます。例えば炎症や発熱を起こして身体の活性を上げたり、粘液を分泌して異物を排除しようして体を守ります。しかし、体に害のないはずの花粉が侵入してきても細菌やウイルスと同じ反応を起こしてしまいます。このような現象をアレルギー反応といい、体に害が無いものに過剰に反応している状態を指します。
免疫機能は自律神経と関係が深いので、自律神経を調節して体調を整えることを得意とする鍼灸は花粉症を始めとするアレルギー疾患にも効果があるといえます。
今年も花粉情報では2月中旬から飛んできそうな雰囲気です。アレルギー反応が起こる前に早い目の対処をおススメします。
東洋医学では『未病』という考え方があります。未病とは何か?インターネット上では「病気ではないけど健康ではない状態」とか、「発病には至らないが軽い症状がある状態」とか様々な言われ方をしています。「あれっ?ちょっと体が変だな?」なんて時は未病といって良いと思います。そんな状態では西洋医学では中々治療するのが難しいんです。だって病気の名前が付けられないとお薬を処方できないんですよ。
そんな時に力を発揮するのが東洋医学、中でも鍼灸は体のバランスをとるが得意なんですから、未病対策にはバッチリなんです(^^) ですから、これからの本格的な花粉症シーズンに備えて、鍼灸治療を受けてみられてはいかがですか?
じゃあ、ここで鼻と眼に効くツボをちょっとだけ教えちゃいましょう!本当は一人ひとりに応じた治療をするのが良いのですが、今回は応急処置ということで、自分一人でも手が届いて押せるツボを紹介しますね(^^)
鼻の症状
迎香・・・鼻の左右の穴の直ぐ横のくぼみ
上星・・・鼻筋上にを指でなぞって髪の生え際を少し過ぎたあたり
共に痛いと感じるところを押して下さい。
目の症状
晴明・・・目頭の少し上のくぼみ
承泣・・・黒目からまっすぐ下の目の周りの骨にあるくぼみ
こちらも痛いと感じるところを押して下さい。
いずれにしても、早めの対処で花粉症を未然に防ぎましょう!