チャイナホリックMUさんの『中国に学べ!』シリーズ!
新年初は記念すべき連載第10弾!!今回のタイトルは、これこそ中国と日本の違いでは?
『年末の風物詩 -蝋八粥(ラーパージョウ)-』です~♪ ではどうぞ!
寒い日が続きますね。
中国では旧暦の正月を「春節」として大きく祝いますので、1月1日元旦は「正月が来たー!」という感じは日本に比べると薄く「年が改まりましたね」と言うくらいのあっさりとした感じです。今年は2月14日が旧正月なのでまだ少し先だなーという感じもします。
漢民族の春節期間は比較的長く、毎年の蝋月(ラーユエ。旧暦の12月のこと)八日位からだんだんお祝いの雰囲気が盛り上がり、正月(旧暦の一月)十五日の元宵節まで続きます。また、旧暦12月8日を蝋八(ラーパー。蝋月の八日目のこと)といい、多くの地方で「蝋八粥(ラーパージョウ)」を食べる習慣があります。最初はお釈迦様の悟りの日を記念して始まった習慣ということですが、現在はお正月の準備がこの日から始まるのです。
もち米に豆、棗、落花生、栗と砂糖など八種類のもの(胡桃や蓮の実、松の実などが入ることも有り、8種類以上で作ることもある)をいれて煮込んだ蝋八粥は、とても甘くて美味しく五穀豊饒を祝う意味も込めて必ず作って食べるものとされています。日本のお粥とは随分違って甘くておいしいデザート風の一品です。
次回に続く・・・by チャイナホリックMU